2020/05/05 Tue. 05:05:05 edit
「けビンと踊ろう。」にようこそ。
このブログは、管理者の思いつきでブログタイトルがコロコロ変わる、
ショートストーリーを主としたアホブログです。
ストーリーの出来や文章力は別として、私のお気に入りからお読みいただくと嬉しいです。
たまに連載も。
トランプマンシリーズ
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4)
クイズ$ミリオンダラーシリーズ
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5)
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2010/02/09 Tue. 00:21:44 edit
一人暮らしなのに、起きたらホットコーヒーが用意されていた。数週間前から住みついている、あの妖怪の親切のおかげで少しずつではあるが幸せを感じるようになってきた。
だからコーヒーがある日は、トーストを一枚余分に焼いてあいつに残しておく。帰ってくると、きれいに食べてくれるからだ。
ゆっくりとマグカップを傾けて、湯気でメガネを少し曇らせながらコーヒーを飲んでみる。やはり今日も砂糖と塩を間違えてる。それはそれでほほ笑ましく、少しだけ幸せな気分になるのだが。
Twitterで書いたショートに、少し脚色してあります。もちろん140字ではなくなってますw
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2010/02/04 Thu. 23:10:15 edit
ベランダに干してある子供服。それが宝の目印。
庭に降りてみよう。そして目を凝らすのだ。
しかし、人は不思議な生き物だ。なぜ同じ夜に一斉に宝を庭に撒くのだ?
まあ、こちらは飢えずに済むが。
クルックー。
twitterで書いたものです。文章はそのままですが、改行と空行だけは編集させていただきました。
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2010/02/03 Wed. 22:39:13 edit
鬼が庭にいた。
見間違えたわけではない。あれは絶対に鬼だった。虎の腰巻。もじゃもじゃの頭髪には角。ボディービルダーのような逞しい筋肉。そして、赤い皮膚。
あれは絶対に鬼だ。二階に上り、ベランダから周囲を見回すと、東の方向に金棒を持った標的を発見した。
今日、この日の為に作り上げたこいつが役に立つ時が来た。鬼打ち豆を弾倉に詰め込むと、遠くなりつつある“赤”に標準を合わせてトリガーを引く。銃口から豆が勢いよく、絶え間なく飛び出していくのを見ていると、爽快な気分になる。
「あはは。どうだ! この鬼撃ちマシンガンの威力は!!」
私が高らかに笑う。
後で弟から聞いたのだが、私の行動こそ鬼のようだったそうだ。近所で噂になっているらしい。まあ、宇宙人とか色々言われているから、今さら慣れたものではあるが。
その時の私の様子も、やはり後日になって弟から聞いたが、私はきょとんとしていたそうだ。まさに『鳩が豆鉄砲を食らったよう』だったらしい。
いいじゃないか。鬼は案外身内にいるものかもしれないし。関係ないが、イチローは今年も活躍するのだろうか。ええ、あのイチローです。
フィクションです。実在する人物・団体などは一切関係がありません。2/4,兄と弟の立場を入れ替えました。
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2010/01/21 Thu. 22:01:55 edit
妻が味噌汁を作ってくれた。わかめの味噌汁だという。いただきます。と言い、味噌汁を飲もうとするが、わかめはやたらと大きい。箸でつまみあげると、昨日俺が履いていた靴下だった。
「ああ! アタシ、何をやってもダメな女……」
「そんなことないよ。径子はいつも良くやっているよ」
それはいつもの光景だった。
洗濯をすればセーターは小学生用のサイズにまで縮み、ハンカチにアイロンをかければ何故か正三角形になり、掃除をすればかえって散らかるという有り様だった。とりわけひどいのが、料理だ。正月もお雑煮を食べていたら、餅の代わりに消しゴムが入っていた。
夫は事細かくしかる。もちろん、常識ではありえないことをした場合に限ってのことだ。
そのたびに、妻の径子は泣き崩れる。銀河系のどこを探しても、こんなひどい妻はいないだろう。と。
そのたびに夫はなだめ、時には大袈裟に煽てて慰めた。
「本当に? 本当に許してくれる?」
「ああ。大丈夫だよ。お前は良妻だと思うよ」
「本当に? 愛してる?」
「ああ。愛しているよ」
「……アタシ。アタシ、嬉しい!」
径子が夫に抱きつき、それを夫が深く受け止める。一見バカップルだが、二人の性根が本当にそのやり取りを楽しんでいるように見えるだけなのかもしれない。どちらにしても、やはりバカップルである。
「そろそろ寝るか」
「あ」
「ん? どうした?」
「布団……」
「布団がどうかしたのか?」
「干しっぱなしだ」
「干したのかよ?」
「うん。干したお布団で寝るのって、とても気分がいいでしょ?」
「お前な。今日一日、土砂降りだったじゃないか! 布団、どこに干したんだよ!?」
「ベランダ」
「アホ! 早く取り込め!!」
二人でベランダに出ると、布団が手すりでぐったりしていた。もうこれ以上水を吸い込めなかったのだろう。二人掛かりで力を合わせて寝室に運ぶと、径子が喜んで言った。
「アタシ、ウォーターベッドに憧れていたんだぁ!」
「アホかよ! 布団がビショビショになっているだけじゃないか!!」
「あ、本当だ」
「『本当だ』じゃないよ! どうやって寝るんだよ!!」
夫が言った後、ハッと妻の表情を見て言い過ぎたと思った。
「やっぱり、アタシって何をやってもダメな女……」
夫がなだめる。妻はまだ泣きじゃくっている。
夫がおだてる。妻は泣きやんで、愛を確かめる。
夫が妻を受け止めると、二人は幸せだった。
「もういい。がんばって寝よう」
「うん。アタシ、あなたの上着をハンガーにかけてくるね」
「ああ。そうしてくれ。しっかりハンガーにかけてくるんだぞ」
しばらくして、妻が寝室に戻ってきた。妻は眉間にしわを寄せている。
「……あなた」
「何だよ」
「何? このライター。『ホッとサロン・H群』ってあるけど」
「あ」
「それと、これ。名刺だと思ってみたんだけど、『また来てね。れいば子』って」
夫は泣き崩れた。
「ああ。アタシって、何をやってもダメな男……」
名前を勝手に使ってごめんなさい。ドリフのネタを思い出しているうちに、身近な人たちでコントをやったら。と考えたら、自然に話ができてしまった(汗)
自分の名前が入っていないのは、夫が太郎助という設定だからです(激汗)
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